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おまとめローンとは多重債務者向けの生活修正のスイッチ

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おまとめローンとは

おまとめローンを知ろう!

「おまとめローン」とは、たくさんの金融業者から借り入れしまった“多重債務”を、1社にまとめる(借り換え一本化)ことを目的に発案されたローンです。銀行をはじめ、消費者金融などでも出回るようになりました。


多額の借金を抱え、誰にも相談できずにいらっしゃる方の中には、このままだと自己破産するしかないと、不安な日々をお過ごしの方も少なくないでしょう。自己破産などの債務整理を行う前に、是非おまとめローンへの借り換えに取り組んでみてください。


申込み条件が柔軟傾向に!

借金を抱えている方はとくに周りが見えなくなり、自分だけが不幸のどん底と思ってしまい勝ちですが、実は借金に悩むのはあなただけではありません。その証拠におまとめローンの需要は拡大される傾向にあります。おまとめローンに借り換えしたことによって人生が変わったという声も少なくありません。


ひと昔前には、年収が安定した正社員しか借り入れができないという困難な状況も見受けられましたが、現在に至っては、パート・アルバイト・学生・派遣社員専業主婦・年金受給者などの低額収入者でも対応可能なおまとめローンも増える傾向にあります。あきらめずに、自分に合ったおまとめローンを是非探してみましょう。


おまとめローンで借金を一本化するメリット

金利が安い

まず自覚しておきたい事は、借金の借り換えを一本化にまとめることによって、元々ある借金元本が減るわけではありません。200万円の借り入れがあれば、200万円は返さなくてはいけない金額です。ではなぜ借り換えした方が良いのでしょうか?


それは、利息額を減額するためです。例えば、消費者金融などから30万円~80万円を数社から合計200万円借り入れした場合、最高金利18%の適用で、5年返済ですと、利息額が約258万円となります。借り入れ金額の倍以上の返済総額となり、月々に約75000円を60回(任意)に分けて支払うことになります。


これをおまとめローンに借り換えすれば、15%未満~半分の8%前後に金利を下げることができます。200万円を金利8%で5年返済の計画を立てた場合、利息額は約95万円にまで減額することが可能です。おまとめローンに借り換えする前と後とでは、約160万円もの差が生じます。月々に約50000円を60回に分けて返済することになります。


また、返済総額が減ったことによって、返済期間を3年に調整したとすると、利息額は52万円にまで減額することができます。月々の返済額も7万円程度を36回に分けて返済することになります。月々の返済額が高くなりますが、余裕があるのなら早期返済に努めることも想定しておきたいものです。


月々の返済額の調整

前述した返済シミュレーションでもお分かりの通り、月々の返済額に無理がある場合、返済計画を見直して、余裕のある支払いにチェンジすることもおまとめローンに借り換えする大きなメリットです。


どんな時におまとめローンを使うの?

支払いの一本化

複数の金融業者から借り入れしていると、各社によって返済方法もマチマチです。支払日を同じ日にという訳にはいかないので、借り入れする金融業者が増えれば増えるほど、返済日が迫る日々を送り続けなければなりません。金融業者によっては、毎月振込み手続きをしなくてはならないこともありとても面倒です。


そんな中、おまとめローンに移行することで、支払日が月1回で済むようになります。給料が入ったと同時に、返済に割り当てる金額も明確化され、今月はいくら余裕があるかなどの生活費の配分も決めやすくなります。余裕があれば繰り上げ返済に回すのも賢明でしょう。


おまとめローンの借り換え地点

おまとめローンを含め、基本的にローン全般に言えることのひとつが、借り入れ金額が多ければ多いほど金利が下がるということです。高額の借り入れこそがおまとめローンの最大のメリットになりますので、50万円程度の借り入れをおまとめローンに移行したところで、さほど利息が減るわけではありません。手続きばかりがかかってしまうことにもなり兼ねません。


では、どのくらいの借り入れになったときがおまとめローンに移行するタイミングかと言えば、返済総額が100万円を越えたあたりからおまとめローンの移行を考えるのが一般的です。200万円や300万円以上に借り入れが膨らんでしまった方でしたら、一日も早くおまとめローンの借り換えに取り組むべきでしょう。


おまとめローンはどんな人におすすめか

浪費癖のある方

お金を借りることに慣れてしまうと浪費癖が加速し、立ち直るのに苦戦します。そんな中、おまとめローンの多くは、追加融資ができないものや、返済中は他の金融機関からの新規借り入れができません。借金を増やすにも増やしようがないという状況に追い込むことができるので、浪費癖を直したい方向きと言えるでしょう。


家族にバレたくない方

新規で借り入れする際に、家族にバレたくないと思っている方も少なくないでしょう。そんな時に消費者金融の無人契約機(アコムのむじんくんなど)が頭に浮かびます。「銀行で多額融資は受けられないだろうし、金利は高くとも消費者金融から借りよう」とお考えの方、ぜひ先入観を捨てましょう。


最近では、インターネットですべてが完結してしまうネット銀行をはじめ、各銀行でもニーズに応えるための工夫が見られます。電話確認では銀行担当者の個人名で連絡をしたり、郵送物は通常の普通預金と同じものを使用したりと配慮する銀行も増えているようです。ただ、銀行のすべてが行っているわけではないので、事前確認する必要があります。


おまとめローンの落とし穴とデメリット

返済方法の落とし穴

金利が安くとも返済方法も確認する必要があります。“元利均等返済”と言って、借り入れ金額に利息計算したものを、完済まで毎月均等に返済していくタイプですと、利息が安くなり返済計画も明確です。


それに対し、全く同じ金利でも“残高スライドリボルビング返済”の場合、残高を毎月計上しなおすタイプなので、利息額が増えると同時に、返済期間(返済回数)も長くなってしまいます。残高スライドリボルビング返済の場合には、追加で繰り上げ返済ができるものも多いので、初期の段階でできるだけ返済補充し、利息対象となる借り入れを減らす対策が必要です。


おまとめローン詐欺に注意!

おまとめローンの借り換えを検討する方が抱える大きな不安に付け込む「おまとめローン詐欺」に注意しましょう。銀行以外の金融業者で、あまりにも安い金利を騙っている業者は怪しいと思っていいでしょう。


おまとめローン詐欺を見抜く方法としては、チラシなどの宣伝媒体を使うとか、固定電話が無いことや、審査なしなどの甘い文句を並べる金融業者は、疑ってかかった方が無難です。わらをも掴む思いで借り入れしたいのはわかりますが、非常に危険な落とし穴にもなり兼ねませんので冷静に判断しましょう。


おまとめローンと総量規制の関係

総量規制とは?

2010年に賃金業者向けに発足された規制(法律)が総量規制です。具体的には「原則として借り入れのトータル総額は、年収の3分の1まで」と制限されたものです。年収の3分の1というのは、無難に返済可能とされるボーダーラインです。借金で苦しむ方が増加しないための防止策として考案されました。


総量規制ができるまでは、多重債務者の増加が深刻な社会問題に浮上していました。今から10年ほど前には、借入件数が5件以上にも及ぶ方が、国民の2%ほどもいたとされています。軽く計算しても200万人以上です。それに比例して借金を苦に自殺された方も8000人弱と言われています。総量規制が発足された後には、多重債務者数も減少し、5年前には半分にまで減ったそうです。


おまとめローンは総量規制の対象ではない

総量規制の経緯はさておき、おまとめローンは総量規制の対象になるのかが心配されるところです。結論から言うと、借金の一本化は、おまとめローン専用でなくとも、総量規制の対象外となります。そもそも総量規制は、借金生活から庶民を守るというコンセプトがあり、過剰な借金でお悩みの方への助け舟でもあります。


多重債務の借金に追われた生活を送る方を、余裕のある生活に移行させたい目的のおまとめローンは、年収の3分の1以上の借り入れであっても柔軟に対応する意向です。基本的に銀行のローン全般をはじめ、消費者金融のおまとめ専用ローンなども総量規制の対象外です。


おまとめローンの審査基準

審査項目

多重債務者には、願ってもない借り換え一本化ができるおまとめローンですが、金額が大きいということも比例して、借り入れの審査は厳しくなります。審査する内容を箇条書きにまとめてみました。


・年齢制限(満20歳~65歳が一般的)

・職業(正社員・派遣・アルバイト・専業主婦など)

・勤続年数(勤続1年以上が一般的)

・年収(200万円以上が一般的)

・ブラックリストに載っていないか(指定信用情報機関(CIC)などで確認)

・借り入れ件数が複数に渡っていないか(5社以上だと審査通過が厳しい)

・住居形態(住宅ローンの返済状況など)


返済できそうな年収があっても、これらのどれかに不都合が見つかった場合、審査に通過できない可能性が高くなります。


審査にほぼアウトな項目

審査基準の中でも、ほとんど通過しないと想定される項目があります。過去7年間で、自己破産などの債務整理を行っていれば審査通過は厳しいとされています。審査には指定信用情報機関(CIC)などの情報が必ずチェックされますが、登録されている履歴情報と、申込に内容に虚偽申告が認められた場合も、否決となってしまう可能性が大きいので十分に気をつけましょう。正直者が得をします。


また、過去に契約したローンの支払いなどで、遅延が目立っている方や、借り逃げの履歴がある方は厳しい審査となります。ちなみに、携帯電話の分割払いも借金扱いとなりますので、やりくりに困ったときには、優先で支払いに充てた方が賢明です。


審査に通らない原因と対処法

債務残高よりも多重債務の危険

審査の通過には、債務残高の多さよりも借り入れ件数の多さの方が不利条件となります。例えば、100万円を2つの金融業者から借り入れしているよりも、90万円を3つの金融業者から借り入れしている方が不利となります。


1社目の借り入れ限度額が高ければ2社目に借り入れを依頼することはありません。つまり、限度額が低い(信用が足りない)から、2社3社と多重債務に至ってしまうというのが審査する側の見解です。


そこで、対策方法があります。なるべく借り入れ件数を少なく整理してから申し込みをすることです。5つの金融業者から借り入れをしている方ですと、銀行の場合ほぼ審査に通過しないと言われています。そこで比較的審査に寛容な消費者金融に融資してもらい、何社かをまとめ、できるだけ借り入れ件数が少なくなってから申し込みをしましょう。


勤続年数の審査条件をクリアする方法

勤続年数が1年以上ないと審査に通過しにくい制限を設ける銀行も多くあります。審査に落ちる方の半分がこの理由だとも言われています。そこで、少数派向けの対策方法ではありますが、勤続11か月くらいの方ですと、1か月待って審査条件をクリアすることも賢明です。急がば回れです。


債務整理とおまとめローンどちらがおすすめ?

債務整理とは?

おまとめローンの話をしてきましたが、多重債務の解決方法の選択肢として「債務整理」が浮上します。債務整理とは、法律によって借金を整理することで、個人向けの債務整理には「任意整理・特定調停・個人再生・自己破産」などが適用されます。


【任意整理】

法律に基づき、金融業者に返済額や利息額を少なくしてもらうなどの交渉をする方法です。個人でも交渉は可能ですが、相手によっては融通の利かない場合もあるので、精神的ストレスのためにも弁護士などを通すのが一般的です。


【特定調停】

任意整理に似ていますが、簡易裁判所がすべて行ってくれるというものです。中立な立場から金融業者との接点を見つける交渉を進めてくれます。もし滞納すれば、給与の差し押さえなどに注意が必要です。


【個人再生】

個人再生は借金を5分の1に減らしてもらう方法です。借金が高額な場合の好適手段となりますが、審査に通らなければなりません。裁判所の判断基準となります。4つの中では最も手続きが大変です。住宅を没収されることが無いのがメリットです。


【自己破産】

最後の頼み綱が自己破産です。全額の返済が抹消されるものですが、こちらも審査が必要です。住宅や20万円以上の私有物は没収されてしまいます。借金も財産も無いフラットな状態からのリスタートとなります。職業などを失うことも場合によっては覚悟しておかなくてはいけません。


おまとめローンと債務整理のリスクの違い

おまとめローンと債務整理の大きな違いは、おまとめローンの場合、申込むだけで流れに任せてことが進みますが、債務整理の場合、弁護士や裁判所などが絡んで少々手間がかかります。


また、指定信用情報機関(CIC)などに記録される履歴に関しては、おまとめローンの場合は記録されることはありませんが、債務整理の場合は5年~10年ほど残ってしまいます。この期間はカードローンを含め、新規のローンの申請が通らないので心得ておきましょう。


債務整理を選択する分かれ道

債務整理を考えざるを得ない方の多くは、「おまとめローン審査に通らない」という理由でしょう。

おまとめローンは、プロミスなどの消費者金融のほか、多くの銀行で利用することができます。審査基準は消費者金融ごと、銀行ごとに異なります。金利などの条件も異なるのでいくつか相談してみるのも良いでしょう。

もし、相談して金融機関すべてで審査に通過しなければ債務整理の手段を考えざるを得ないと言えるでしょう。


おまとめローンまとめ

おまとめローンに切り替えたことによって、無理な計画をしないということの反面、過度に余裕のある計画を立てないことがポイントです。有意義な返済計画のコアとなる要素を3つ確認しておきましょう。


・できるだけ「低金利」の金融業者を見つける

・利息額が増え過ぎない「返済期間(支払い回数)」

・「月々の返済額」の返済可能な妥当なラインを見つける


これらを見合わせて調整しながら、一番自分の身丈に合った返済計画を立てることが重要です。数字が絡むとなかなか頭の中では整理しにくいものです。返済計画をする際には、各金融機関のネット上で公開されているものや無料ツールなどで、返済シミュレーションを確認しながら調整してみましょう。


おまとめローンは、一日も早く取り組めば取り組むほど得をすることに違いありません。また、支払い方法と返済の仕方を間違えると、利息を支払うだけで債務残高がなかなか元本以下に減らないという状況が続く事にもなり兼ねません。


各金融機関のホームページなどで目につく「金利〇%~〇%」という低金利表示に安住することなく、しっかりと完済までの全体像を把握した返済計画を立てることがとても重要です。